オフィスの防犯対策、何から見直す?事務所のセキュリティで確認したいポイント

オフィスの防犯対策を見直そうと思っても、「まず何から確認すればよいのだろう」と迷うことはないでしょうか。
オフィスには、従業員だけでなく、取引先や配送業者、清掃・設備管理などの関係者が出入りすることがあります。執務スペースのほかにも、会議室や倉庫、書類・機器などを保管する場所があり、エリアによって利用する人や時間帯も異なります。

そのため、オフィスの防犯を考えるときは、単に鍵や防犯カメラなどの設備だけを見るのではなく、「誰が出入りするのか」「どこを守るのか」「どのように状況を確認するのか」といった日々の運用も含めて考えることが必要です。
今回は、サイバーセキュリティではなく、人・扉・エリア・記録といった物理的なセキュリティに焦点を当て、オフィスの防犯対策を見直す際に確認したいポイントをご紹介します。

目次

オフィスの防犯は「入口の鍵」だけではない

オフィスの防犯というと、出入口の施錠や防犯カメラなどを思い浮かべる方も多いかもしれません。
もちろん、外部からの侵入を防ぐことは欠かせません。
しかし、実際のオフィスではさまざまな人が出入りし、場所によって管理したい対象も異なります。
たとえば、従業員であれば執務スペースへ日常的に出入りする一方、来訪者は受付や会議室など限られた場所のみを利用することがあります。また、重要な書類や機器などを保管している場所については、従業員であっても全員が自由に出入りできる状態が適切とは限りません。
始業前や終業後、休日など、人が少なくなる時間帯には、日中とは異なる管理が必要になる場合もあります。


このようにオフィスの防犯では、「外部から人を入れない」という視点だけでなく、誰が、いつ、どこを利用するのかを整理する視点が求められます。
まずは自社のオフィスで、人の出入りや管理したい場所がどのようになっているのかを把握することが最初のステップです。

オフィスの防犯対策で確認したいポイント

オフィスのセキュリティを見直すときは、設備を追加する前に、現在の運用で「誰が・どこを・どのように利用しているのか」を確認します。
特に見直しておきたいのが、出入口、来訪者、従業員、重要エリア、鍵・施錠、記録・状況確認です。

出入口はどのように管理されているか

まず確認したいのは、オフィスへの出入口です。
正面入口だけでなく、通用口や非常口など、日常的に利用する可能性のある出入口を整理します。
誰が利用できるのか、どの時間帯に利用するのか、施錠・解錠を誰が担当しているのかなど、現在の運用を確認します。
出入口が複数ある場合には、「普段あまり使わないから」という理由で管理が曖昧になっている場所がないかも確認が必要です。

来訪者をどのように把握しているか

取引先や配送業者、設備・清掃などの関係者がオフィスを訪れることもあります。
その際、誰が訪問したのか、どの社員が対応するのか、どのエリアまで入るのかといった情報を把握できているでしょうか。
受付で担当者を呼び出す、来訪記録を残す、必要に応じて社員が案内するなど、来訪者がオフィス内をどのように移動するのかを含めて運用を確認します。
来訪者管理は、単に名前を記録することではありません。
「誰が来て、誰が対応し、どこまで利用するのか」を把握できることがポイントです。

従業員の出入りをどのように管理しているか

日常的にオフィスを利用する従業員についても、出入りの管理は必要です。
特に確認したいのが、早朝や夜間、休日など、通常とは異なる時間帯の利用です。
誰がオフィスを利用しているのかを把握できる仕組みがなければ、確認が必要な出来事が起きた際に、勤務予定や周囲の記憶をたどることになるかもしれません。
また、異動や退職などでオフィスを利用する人が変わった場合、鍵の返却や利用権限の変更が適切に行われているかも確認します。
具体的な入退室管理の方法については、金曜日の記事で詳しくご紹介する予定です。

重要なエリアを分けて考えているか

オフィス内のすべての場所を、同じ方法で管理する必要があるとは限りません。
執務スペース、会議室、書類保管庫、機器や備品を保管する場所など、用途によって管理したい内容は異なります。特に重要な書類や機器などを保管している場所では、「従業員だからどこへでも入れる」という状態にせず、業務上利用する必要がある人に絞って整理する考え方もあります。
これは従業員を疑うためではなく、業務に必要な範囲で管理するという考え方です。
まずはオフィス内を見渡し、「どこを、誰に利用してもらう場所なのか」を整理することが、管理方法を考える土台になります。

鍵や施錠の運用が特定の人に頼っていないか

物理鍵を利用しているオフィスでは、誰が鍵を持っているのか、合鍵が何本あるのか、貸し出した鍵が返却されているのかなどを確認します。
また、「最後に帰る人が施錠する」「鍵の保管場所を知っている人が対応する」といった運用になっている場合、担当者が不在のときにも同じ方法で管理できるかを考えておく必要があります。
鍵そのものの性能だけではなく、誰がどのように管理しているのかまで含めて確認することが大切です。

必要なときに状況を確認できるか

防犯対策では、問題を防ぐことだけでなく、確認したいことが起きたときに状況をたどれることも見落とせません。
たとえば、「この時間帯に誰が出入りしていたのか」「このエリアを利用していたのは誰か」と確認したい場合に、記録が残っていなければ、関係者への聞き取りだけに頼ることになります。
防犯カメラの映像や入退室の履歴など、必要に応じて状況を確認できる仕組みがあるかも見直しておくと安心です。
ただし、記録を残すこと自体が目的ではありません。
何を確認するために、どのような情報が必要なのかを整理したうえで、運用に合った方法を考えます。

防犯設備だけでなく「管理の仕組み」を考える

ここまで見てきたように、オフィスの防犯対策には、出入口や来訪者、従業員、重要エリア、鍵、記録など複数の観点があります。
それぞれを個別に対策するだけではなく、日々の運用として管理できる状態にしておく必要があります。
たとえば、出入口を施錠していても、鍵を誰が持っているのか分からなければ、利用状況を把握しにくくなります。
防犯カメラを設置していても、必要なときにどの映像を確認すればよいのか整理されていなければ、状況確認に時間がかかることがあります。
また、重要なエリアを決めていても、誰が利用できるのかが曖昧であれば、管理のルールとして十分に機能しません。
設備を導入することと、その設備をどのように運用するのかはセットで考える必要があります。
「何を守りたいのか」「誰が利用するのか」「どのような記録が必要なのか」を整理し、その目的に合った管理方法や仕組みを選ぶことが、オフィス防犯を見直すうえでの基本になります。

オフィスに合った防犯・セキュリティの仕組みを選ぶ

オフィスの規模や働き方、利用する人、管理したいエリアによって、必要な防犯・セキュリティ対策は異なります。
物理鍵で十分に管理できる場所もあれば、利用する人が多い、時間帯によって出入りが変わる、重要エリアへのアクセスを分けたいといった理由から、電子錠や入退室管理などを検討する場合もあります。
防犯カメラについても、設置することそのものを目的にするのではなく、どの場所の状況を、どのような目的で確認したいのかを整理したうえで検討します。
エイト・シーズでは、電子錠や入退室管理、顔認証、防犯カメラなど、物理的なセキュリティを支えるさまざまな製品・仕組みを取り扱っています。
ただし、製品を導入すればオフィスの防犯上の課題がすべて解決するわけではありません。
まずは現在のオフィスで、人・扉・エリア・記録がどのように管理されているのかを確認し、課題に合った仕組みを選ぶことが、無理のない見直しにつながります。

まとめ|まずは「どこを、どのように守るか」を整理する

オフィスの防犯対策を見直すときは、鍵や防犯カメラなどの設備から考え始めるのではなく、まず現在のオフィスの使われ方を整理することが第一歩です。
誰が出入りするのか。来訪者をどのように把握しているのか。どこに重要な書類や機器があるのか。鍵はどのように管理されているのか。必要なときに状況を確認できるのか。
こうした点を一つずつ確認すると、自社のオフィスで見直すべき場所や運用が見えやすくなります。
そのうえで、現在の管理方法だけでは対応しにくい部分があれば、電子錠や入退室管理、防犯カメラなどの仕組みを選択肢として検討します。

オフィスの防犯は、設備を増やすことだけではありません。
「どこを守るのか」を整理し、その場所を利用する人や日々の運用まで含めて管理方法を考えること。
まずは現在のオフィスを見渡し、どこから確認する必要があるのかを整理するところから始めましょう。

お問い合わせはこちらまで
エイト・シーズ株式会社(本社:東京都/代表取締役:渋谷 翔一朗)
コンサルティングチーム
cs@8-seas.jp

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